プーの文体

昨日本の山を延々と運び続けたせいで腰が痛い。炊飯器からご飯をよそおうとしてちょっと腰をかがめただけでギックリ腰になったことがある腰老人には、本の整理はつねに命懸けである。

 

帰り道『プー横丁の家』をひさびさにぱらぱらとめくる。あらためて読んでみると、プーの文体の特徴が、parataxisと呼ばれる、文章を並列的に連ねていくスタイルにあることに思い当たる。

アウエルバッハが『ミメーシス』のどこかでこのparataxisを詳しく分析していたことを思い出した。ちょっと調べてみて『ローランの歌』を取り上げた第5章だとわかったが、原典を書き写してあれこれ考える元気はないのでいつかまたの機会に。

 

眠たいのもあるけど、iPhoneで書いているとあまり筆がすすまないな。

 

そういえば今日のハイライトは、Amazonから同じ本が2冊届いたこと。これまでも持っていることを失念して同じ本を買ってしまったことはあるけど、同時には初めて。

 

おやすみなさい。

 

今日のひとこと

"in a what-shall-we-do-now kind of way"

「さてどうしたものか的なかんじで」

The House at Pooh Corner, p.14